どーも、コーヒー大好きindoです。
コーヒー抽出には、いくつかの重要なパラメータがあります。
その中で、風味の強弱を決めるパラメータである「粉(豆)の量」について、考察していきます。
重要な4つのパラメータは、以下の記事にまとめてあります。
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コーヒー豆の量が変わると、風味の何が変わるの?
量が変わると、エキスの「風味の強さ」が変わります。
香り、甘み、苦味、酸味、コクの風味のバランスは変化せずに、そのエキスの風味が強いか弱いか、ということです。
ざっくり言うと、こんなイメージです。
風味のバランスが変わらずに、全体的にパワーアップしている、といったイメージです。
味が強くなったことで、「あれ、風味が変わった?」と思うことがあるかもしれませんが、バランスが変わったわけではなく、味の強さが変わっただけです。
苦味が際立って感じたり、酸味が感じられるようになったりしているだけです。
それでは、Indoが行った実験について紹介します。
<実験器具>
器具の名称などは割愛しますが、以下の記事の器具をそのまま使用しました。
<実験条件>
品種など :ブラジル・ナチュラル(ブルボン)
焙煎濃度 :深煎り
豆の挽き :中挽き(ナイスカットミルGで3.5)
お湯の温度:80℃
蒸らし時間:60秒
抽出時間 :蒸らしも含めて3分以内
抽出量 :120㏄
<実験内容>
コーヒー粉の量を、5g、10g、20g、30gに設定し、上記の器具、上記の実験条件で抽出し、コーヒー粉の量による風味の違いを比較した。
<実験結果>
エキスの色
粉の量が増えるにつれて、エキスの色がだんだんと濃くなっていた。
5gの風味
ほとんどコーヒーの風味が感じられず、麦茶と言われても気づかないほどだった。
むしろ麦茶と言われるほうががしっくりくる味だった。
10gの風味
コーヒーらしい風味が出てきた。
味の濃さは、マク〇ナル〇のコーヒーくらいで、コーヒーとしての味は感じるけど薄いなー、という印象。
20gの風味
10gに比べてよりエキスが強くなった。
20gだと、味が濃く、人によっては、もっと薄めが良いと感じる人もいるという印象。
30gの風味
かなりエキスが濃かった。
風味的には、「デミタスコーヒー」より少し薄めの味だった。
一口飲むと、ガツンと苦味が来て、そのあとに、甘みが広がり、余韻が楽しめる。
<考察>
豆の量を増やすことでエキスが強くなっていくため、飲みごたえのあるコーヒーになっていった。
一般的に飲まれているコーヒーの風味は、10g~20gの間にあることが分かった。
実際、今回、実験で使用した豆を抽出するときの使用量を、購入したお店のマスターに聞くと、「15g」で淹れている、ということだった。
たしかに、ちょうどいいと感じる豆の量は15gくらいだなーと思いました。
コーヒー豆の量を増やすことで、ペーパードリップでも「デミタスコーヒー」に近い風味を表現できることが分かった。
家でも、濃いコーヒーを楽しめる可能性を示した。
ペーパードリップで淹れた濃いコーヒーは、デミタスとは言えないので注意。
ストロングとでも言いましょうか。
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豆の量をむやみに使いすぎるとあっという間に豆がなくなるので注意
Indoは、この「ストロングコーヒー」の作り方に気づいてから、常に豆を30g使うようになりました。
いつもの倍の量を使っているので、あっという間に家のコーヒー豆がなくなってしまいました。
だって、そのほうが満足感のあるコーヒーが抽出できるんだもん。
贅沢は、何度もするものではないんだな、と痛感しました。
皆さんも、たまのプチ贅沢で、楽しみましょう。笑
素敵なコーヒーライフを。
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